あなただけを愛したい【完】

Chapter6 /タイミング

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「今日は……」



航の部屋のソファーに、二人並んで座りながらまったりしていると、隣から飛んできた声。


でも、そのあとが続かなくて……


思わず航を見上げた。



「何?」


「今日はさ、……泊まっていけんの?」



ドキンッ――…



と、泊まる!?


あたしには……そんな選択肢はなかったんだけど……


言葉に詰まっていると



「泊まってけよ」



ドッキーーン……



さっきよりも遥かに大きな音が、あたしの胸に鳴り響いた。


そのあとは、静かなリビングにあたしの鼓動だけが響き渡っているかのように、大きな音を立てていて……


口を開けば、声と一緒にどきどきも飛び出しそうなくらいに、その音が大きくなっていく。

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