あなただけを愛したい【完】

Chapter2 /勘違い





「…ん…」



頭が痛い。


喉も、痛い。


ていうか、……喉が渇いた。


重い瞼を開けて、起き上がる。



「…えっ…」



ここはどこ?


ちょっ…と、待って……


昨日、合コンで……


あたし……


お持ち帰りされそうになったんじゃん!


慌てて服を見る。


あ、ちゃんと着てる。


でも、ワンピがシワシワだ。


せっかくお姉ちゃんからもらったのに……


……って、今はそんなことを考えてる場合じゃない!


ここはどこなの?


凄くシンプルな部屋だけど……


女の部屋じゃない。


どうしよう……


この部屋から出るのが、……凄く怖い。


あー、でもダメだ。


喉が……限界。


立ち上がって、部屋のドアをそーっと開ける。


無意識に息を止めてしまう。


それでも心臓は、どきどきと激しく音を立てる。

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