あなただけを愛したい【完】

Chapter3 /デート

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それからは、気分が落ちるばかりだった。


帰りぎわに交換したメアドと携番。


二~三日に一回は先生からメールが来て……


気付いたら、あたしはお姉ちゃんのフリをしてメールを返していて……


ひどいことをしてるってわかってるのに、心のどこかで喜んでる自分がいて……


だから……


罪悪感があるからか、学校じゃ先生のことを見れなくなってしまった。


毎朝欠かさずしていたあいさつも、放課後教室の窓から先生を眺めることも、しなくなった。


……できなくなった。




そんなメールだけをする生活が二週間ほど続いたあと、先生からデートのお誘いがあった。


もちろん、お姉ちゃんに対して。



“一回だけならいいかな”


“ダメだよ!そんなだますようなことしちゃ!”



心の中で悪魔と天使が言い合いをする。

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