twilight house 3【完】

3章 /隠された水着









―――凄い。



う、海ってこんなに、潮の香り強かったっけ?



ていうか、こんなに綺麗だったっけ!?








私は目を見開いて、駐車場の下に広がる海を見つめる。


真っ青だ、真っ青。コバルトブルー。太陽の光に反射して、キラキラ煌めいてる。



砂浜にはカラフルなパラソルがたくさん立てられていて。


離れているのにも関わらずキャッキャキャッキャ、楽しそうな声が聞こえてきた。








「オイ、何ボサっとしてンだよ」

「だ、だって!」







後ろを歩いていた仁にコツン、軽く頭を叩かれる。だってしょうがないだろ!








「海に来たのなんて小学生以来だから、なんかこう―――海ってこんな感じだったっけ?みたいな」






なんかちょっと、想像と違った。もちろん良い意味でだけど。


すると、







「やばたん!めっちゃインスタ映え〜!!ちょ、みんなで海バックに写真撮ろ!」

「俺顔出しNG」

「はい出た!そう言っていつも俺と写真撮ってくれないツレない郁人くんをパシャリ〜!」







郁人が「沈めんぞ」そう言うのもお構い無しに、パシャパシャと撮りまくる近衛。


・・・・・・アイツ命惜しくないのかな。









―――目的地に着いて、少し時間が経った頃。




私たちはホテルのロビーに大きな荷物を預けて、水着やら必要なものをだけを持ってきて海に向かっている。




この駐車場を降りれば、ビーチに着くんだけど。








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