twilight house 3【完】

3章 /オールドシスター








―――その事件は、日曜日に起きた。




出かける予定があった私は、今のうちに掃除をしておこうとクイック◯ワイパーをかけていた。


雲一つない晴天に加えて、ベランダから差し込む日差しは暖かくて、絶頂のお出かけ日和だ。




「ふんふふんふん」下手くそな鼻歌を歌いながらクイック◯ワイパーをかけていれば、






「おい華」

「はーいなに、ってぎゃああああああああ!ちょっと!アンタ何でまた服着てないの!?」






思わずクイック◯ワイパーを床に叩きつける。



ちょっとマジで何なのこの男!どうしていつも服を着ないんだ!露出魔か!?






「仁!」


「うるっせェなァ。いちいち声がデカいんだよ。応援団長かおめーは」


「誰がうるさくさせてんの!服を着ろ服を!」






風呂上がりなのか、半裸で私に話しかけてくる仁は鬱陶しそうに私を見下ろしている。

何でお前が鬱陶しそうなんだよ!その顔をしたいのは私だ!






「ンなことより」


「いや服着ることの方が大事!」


「あー、マジでうっせェ。話聞けよ」






あちいから着たくないんだよ、と。仁がガシガシとタオルで頭を拭きながら言う。


ならタンクトップでも着てりゃ良いじゃん!何で年頃の女子おなごの前で堂々と半裸になれるんだお前は!けしからん!








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