twilight house 3【完】

3章 /call call








それから海に入って、遊んで、またビーチバレーをして(今度はちゃんと平等なチームになった)。



私たちがホテルに帰ったのは、空が紺色に染まりかけている頃だった。













―――煌びやかなシャンデリア。


真っ赤な絨毯。


だだっ広いロビー。







「(・・・・・・荷物預けに来た時も思ったけど、マジで場違いじゃないか?)」








ロビーの受付で手続きを済ませている間、改めて実感させられた私は少し恥ずかしくなった。




・・・・・・だって明らかに浮いてるもん。

サンダル履いてるのなんて私ぐらいだもん。








「こちらがお部屋のカードキーになります」


「あ、はい!どうも」






いかにも高給そうなホテルマンが、カードキーを4枚渡してくる。




私はそれを受け取って、ロビーのソファーで寛いでるアイツらの元へと戻った。


・・・・・・よくそんな馴染めるな、お前ら。








「あ、おかえり華」


「ただいま・・・・・・ってちょっと!無闇に色んなもの触らないでよ!壊したらどうすんの!」







アズが小さなライトをガタガタと揺らして遊んでるのを、慌てて止める。アンタはもう!小学生かっつうの!


このホテルのもの、いくらすると思ってんだ!








「壊さないよ。俺そこまで乱暴じゃないしー」とブーブー文句を言うアズにため息が出そうになるのを堪えて、






「はい、これカードキーね」






私は郁人、極くん、幸くんの3人にカードキーを手渡す。







「2人部屋だから、部屋割りはそれぞれの学校のメンバーで分けといたから」


「アア?じゃア俺はこの猫かぶりと同室かよ」






うげー、と仁が真っ先に文句を言い出す。













0
  • しおりをはさむ
  • 659
  • 312
/ 383ページ
このページを編集する