twilight house 3【完】

3章 /珍道中。











―――そしてやって来た、旅行当日。










「ハイ点呼!全員揃ってますかー!?」

「遠足かよ」








早速郁人のツッコミが入る。今日もキレキレの口調だ。






下宿所の前。


太陽の日差しに照らされながら、私は目の前に立つ6人の男を見つめる。



―――うん、今日も全員、お顔は変わらず綺麗なようで。









「ハイ、碓氷郁人くん!」

「・・・・・・・・・」

「郁人くん!」

「・・・・・・・・・」

「郁人くううううううん」

「うるさいマジうるさい目の前にいんだから返事する必要ねえだろバカかよ頭のレベルと視力ミカヅキモかよお前」

「ハイ相変わらずの口の悪さ!お元気ですね!」







よしよし。郁人の出欠オッケー元気オッケー、そんで口の悪さも平常運転、と。




クリップボードに挟んである出欠表にペンを走らせる私を、郁人がこの猛暑とは正反対の冷めた目で見下ろしてくる。



のを無視して、次はアズへと視線をやる。








「ハイ、吉沢アズくん!」

「ふぁい」

「おい早速何食べてんだよさっき朝ご飯食べたばっかりだよね?」






もしゃもしゃもしゃもしゃ。

チョコパイを頬張るアズはみんなの倍の大きさのリュックを背負っている。これから冒険にでも行くのかと突っ込みたくなるようなレベルだ。



・・・・・・まあ中身は、大体予測出来るけど。







「アズ」

「ふぁい」

「その大きな荷物は何?」

「・・・・・・2日分のくつした」

ハイ荷物チェック












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