華やかに艶やかに 【完】









「あぁっ…そこは、だめっ」


「何を言う、こんなに締め付けているではないか」






律動を速める男に吐き気や嫌気を感じながらも、これがあちきの仕事だと割り切って感じているフリする。



嗚呼、でもねぇ…こんな時は。





「旦那ぁッ___だめっ」






___…目を瞑り、好いた男に抱かれているんだと思いながらイクんだ。






「胡蝶、お前はいつも美しい」


「旦那に会うために綺麗にしているのでありんすよ」





豚のようなこの男にとってはそれが口説き文句らしく、会うたびに同じようなことを言っては毎度ながら気味の悪い引きつったような笑みを向けてくる。






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