透明な罠【完】

恐怖の、




まずは方針を決めないとな〜。


まあ一番大事なのは焦らないことかしら。


貫井さんみたいな着火型タイプと違って、冷泉さんにはじわりじわりと好きになってもらわないといけない。


これは予想だけど、まだ若そうなのにあの落ち着いた大人の雰囲気。


それってもう遊び尽くしましたっていう人の可能性が高いんだよねぇ。


そんな人にいつもみたいなわっかりやすいテク使ったら引かれるかもしれない。


それだけはなんとしても避けないと。


だから、連絡を取るのはまだもうちょっと先――――




の、はずだったのに。



「…………最悪」



え、ちょっと待ってよ。


なにこれ、もしかして幻?幻影?




……なんであんたがそこにいるのよ貫井この野郎!!

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