透明な罠【完】

進展




「キャハハハハ!」

「ちょっと菜乃花さん?笑い事じゃないですよね?」

「アハハハ!だって、あんたがストーカーって!!」

「……」

「遂に天罰が下ったのかと思ったら可笑しくてっ」

「あなたは本当に友達ですか」



そんな、酷いよ全く。


マジで怖かったんだからね??


ほんと死ぬかと思った。




あの事件から三日が経った。


今はあのいつものカフェで菜乃花に近況報告しているところだ。




「アハハ、ごめんて。まあ無事で良かったじゃない」

「うん、冷泉さんが助けてくれたから」

「……ふーん。なんだかんだ貫井さんのおかげで距離は縮まってるのね」



まあ確かに。


貫井さんに感謝するのは癪だが結果そういうことになっている。


あれから私のこと心配してちょくちょく連絡くれるし。



……図らずしも、とはこのことだ。

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