タランチュラ 本編

第3章 /3)爆発事件



 この街に来てから5日目の朝。天気に恵まれ、雲ひとつない快晴。

「客さん、おでかけですか?」

「うん!」

 金髪の見た感じ13、4歳の少女・メチレンが宿で女将に声をかけられ、元気よく振り返る。

「昨晩、広場で爆発があったらしいですよ。何でも、高額な賞金を懸けられた犯罪者がこの街に来ているらしくって」

 女将は細い目をさらに細くして、困った顔をしていた。

「ルゥ、爆発だって!」

「物騒だなぁ…」

 ルゥと呼ばれた赤髪の相方・メチルも目を細めて困った顔をした。

「それに最近、怪しい人がこの辺をうろついているようですから、気を付けてくださいな」

「「はーい」」

 2人は元気よく返事をすると、仲良く宿を後にした。



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