エンゼルランプ 【完】

episode.4 /溢れる想い sideルカ





一瞬、

息ってどうやって吐くんだ。


なんて馬鹿なことを考えた。


大袈裟なんかじゃなく、

初めて見せてくれた彼女の笑顔を見て、

息が止まって、

時間が止まった。



控えめに柔らかく微笑んだ彼女は、

ただただ、本当に美しくて、

心が震え体が熱くなって、

とうとう膨らみすぎた想いは破裂した。



「…好き」




あーやばいと思ったときにはもう遅かった。

息を吐き出すのと一緒に、口から勝手に零れ落ちてもう止まらなかった。



「好き。レイちゃんが好き。好きすぎて頭おかしくなるくらい好き。本当に好き。」





彼女が目を見開いて、戸惑っていると分かっていても、もう止まらない。


今まで溜まってた想いが、たかが外れたように溢れ出した。


ゆっくり伝えていきたいという理想も、

彼女の気持ちを大切にしたいという理性も、

全部崩壊した。

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