エンゼルランプ 【完】

episode.6 /彼女の世界 sideルカ





千田の運転で大きな病院に着いた。


【青葉総合病院】


その看板を視界に捉えながら、秀吉の爺さんの病室にぞろぞろと足を運ぶ。


「失礼しまーす」


「失礼しやす!」


中に入ると、上半身裸で床で腕立て伏せをしている老体が目に入った。



「…秀吉さん、何してんの?」


「おお、お前らか!もう、身体が鈍っちまってな。これじゃあ若い輩共に負けちまうからよぉ」


ガハハと笑いながら汗を拭ってる姿を見て、態々見舞いに来たことを後悔した。

若頭も同じだったようで口元が微かにぴくぴくと痙攣していた。


「秀さん、安静にしててくださいよ〜!」



秀吉の爺さんを崇拝している千田は慌てて駆け寄っていた。

そんな姿を見ながら軽く溜め息を吐いて、見舞いの品の菓子折りを置こうと窓の側にある棚に近づいた。


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