腹黒お嬢様と天才ハッカー㊦【完】

幸せとは /真夜中の氷のロミオ




結婚式を挙げる、これって簡単そうに見えて実はとても大変だということがこの約2ヶ月で分かった

私はドレスや小物を選びに行ったくらいだけど、
本当は他にもいっぱいしなければならない準備がある


だが、お嬢様の私がそこまでする必要はない

他の人が全部してくれる

私は黙って出来上がったドレスを着てみたり、写真を撮ったり...


でも誠史は忙しいみたいだ。
会社の仕事と結婚式の準備を手伝っているらしいから

だが二週間前...だったかな、なぜか彼の左頬が赤く腫れていて。

誰かに殴られでもしたんだろうか?

一応私は彼の婚約者なので、その左頬のことを聞いてみると、誠史はぎこちない笑顔を浮かべた。

「いや、これは...その...歩いていたら見知らぬ誰かに突然殴られて。」


なに、その下手な言い訳。

もっとマシな言い訳を言いなさい。

でもなんか必死になって隠しているので、
それ以上はなにも聞かないことにした。


その腫れもすっかり消えた今日。



私は今日から誠史と一緒の家に住むことになった
父が買った綺麗な新居、彼と二人きり。




そして明日



私たちは入籍する









今日は、入籍前日。


結婚式を挙げる一週間前だ。

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