私はまた飛び降りる【完】

1月 /恋人





結局その日の授業は全部サボってしまった。



だからと言って早めに帰って母親に色々聞かれるのも怖い。

私は持ってきたホラー小説をトイレの1番奥の個室で読み、お弁当を食べ、そしてスマホでネットのホラー小説を読みふけって時間を潰した。



半日ぐらいトイレの中にいて気づいたことがひとつある。



それはトイレは女子たちの秘密のトークルームだということだった。


悪口や愚痴、根も葉もなさそうな噂話やドキっとしそうな話まで、彼女達はペラペラと喋る。


トイレとは生理的欲求を満たすよりもこのトークの為に存在しているんじゃないだろうか。と、錯覚してしまうほど女子たちのトーク内容が濃かった。

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