私はまた飛び降りる【完】

目覚め /真実





スマホに残った梓さんのメアドに、ダメ元でメールを送ってみると、驚くことに呆気なく了承してくれた。



場所は、梓さんが通っている女子高校。

隣町にあるその学校へ、電車で行って徒歩十分。

外見では分からないが、放課後のチャイムと共に溢れ出た生徒は皆、白いセーラー服を着た女子ばっかり。



違う制服を着ている私を、物珍しそうな目で見ながら側を通り過ぎていく。

そして校門の近くで梓さんを待ち続けること十五分、



「やっほー。こんにちは、雪城さん!」



元気な可愛い声が聞こえ、伏せていた顔を上げると、目の前に立っている梓さん。

ハニーブラウンのふわふわな髪に、ぱっちりした大きな猫目が愛らしい。

小柄で庇護欲誘うその容姿は、相変わらず嫉妬するほど完璧だった。


清楚な白いセーラー服がとてもよく似合う梓さんは、口元に笑みを浮かべながら言う。



「んじゃ、行こっか」

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