大人な君に毒されて【完】

エピローグ /まずは、暴露。







──────パタン。






広い寝室に、高校生時代の卒業アルバムを閉じる重々しい音が響く。

柔らかな椅子に腰を沈め、懐かしい思いでそのアルバムを見ていた私は、深く深く息を吐いた。



腰まで伸びた長い髪が、さらりと揺れる。

あの頃よりも成熟した胸が、再び酸素を取り込んだことによって膨らむ。




私は、アルバムの表紙を慈しむようにゆっくりと撫でた。

目を細め、そして少しだけ笑ってみせる。






高校を卒業してもう四年。

私は大学を卒業し、社会人になった。

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