君しか見えない①【完】

#06 /<side by ジュノ>

顧問と歩いていると、キイがまた来ていることに気がついた。


「僕の知っているお店は駅前だから、歩きましょう」


さり気なく肩を抱かれた。


でもそれはほんの一瞬だけで、すぐに背中から手は離れた。


今までどの学校にいたとか、どんな部活動を担当したとか、そういう話を聞いて並んで歩いていた。


すると、


「あのっ」


目の前に一昨日会った、隣の男子校の制服を着た男の人が現れた。


「あ、い(ぬの○○踏んで転んでたイ)ケメンさん!」


出会いが悲惨だっただけに、気は遣った。

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