君しか見えない①【完】

#10 /<side by ジュノ>

目覚めるとベッドの上にいた。


自分の部屋と違う天井の模様。


人の気配に目を向けると、


「キイ」


真顔のキイがベッドに頬杖をついたまま、片手で髪を撫で上げる。


「キイ?」


何も言わないから不安になった。


額に顔を寄せ、口づけると、


「悪かった」


そう言ったキイ。

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