君しか見えない①【完】

#14 /<side by アキ>

かわしても、かわしても、キリがない。


ケンカはそこそこ強いと自負していた。


でも、1対30じゃ流石に劣勢だ。


額から、汗と血が流れ始める。


木刀、鉄パイプ、金属バットばかりを持った連中に突然襲われて、何発かまともに受けた。


流血が目に入って、片目を閉じる。


走って人目のつくところに向かおうとするも、霞む視界に足が絡みそうになる。


それでも必死に走っていると、背後から一撃が加えら れた。


地面に転がる木刀。

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