君しか見えない①【完】

#14 /<side by ジュノ>

倒れても立ち上がるのを見て、急激に疲れが溜まっていく。


殴りつけた後、目を落とした私の目に、制服を着た足が映り込む。


向かって来た攻撃を全てねじ伏せ、まだ攻撃しようとする人達に立ち上がれないほどの打撃を与えて地面に叩きつける。


隙のない動き。


いつの間にかどんどん身長も追い抜かれて、見上げるほどの背中。


乱れない息。


静かに怒ってるキイが伝わって来る。


「キイ」


呼ぶと、振り返る。


一瞬見つめ微笑むと、また相手を倒していく。

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