若頭は仔猫がお好き。【完】

愛の行方 /SIDE ひいろ

「…いたっ…」


起きた時に感じた頭痛と目の奥の痛み


そうだ…泣いていたんだ…


洋太に薬を飲まされた


紫苑?


ふと見るとベッドの下に横になって眠る琉偉


隣の部屋のソファで眠る洋太



私は階段に向かった


押してもビクともしない


外から光も漏れてこない



階段に座ってただコンクリートの壁を見つめていた


どのくらい座っていたんだろうか



「何してるんだ?」


洋太の声で現実に戻った



「別に…」

「そこで待ってても若はこないぞ」


その言葉に涙が溢れた

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