若頭は仔猫がお好き。【完】


「……なに?……離して…」

「離さない……すまなかったな」


「……いや……帰るから離して…」

「俺が離したら何をする気だ?」




……何を?……

……何がわかるっていうの?

……私の気持ちなんて誰もわからない

……誰もわかってくれない……




「俺がそばにいてやる。俺がお前を理解して守ってやる。緋彩、だから……俺のそばにいろ」



「なに?…わからない…わかってくれないよ…誰も…あなたも…私は1人でいい、誰も信じないし…誰も失いたくない…1人でやってきたから…これからも…1人で大丈夫…」



私がこんな事を言っても主には
伝わらない……わからない

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