若頭は仔猫がお好き。【完】

「若…用意が出来ました」

「あぁ。緋彩、行くぞ」

「えっ?どこにですか?」



大が門を開けると、桜並木がまたライトアップされベンチには、酒の用意ができていた



「緋彩…
ちょっと酒に付き合ってくれないか?」

「………」



俺は緋彩を酒に誘った



「桜の時期はとても短いです。雨が降ると花弁は落ちてしまいます。若は毎年散る前に夜桜でお酒を飲むんですよ。緋彩さんもご一緒にいかがですか?」



そう大が穏やかに言う



「でも私…お酒は……」

「そばに座っていてあげて下さい」

「…はい」




緋彩は俺の隣に座って桜を見た


その横顔は本当に天使のようだった

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