若頭は仔猫がお好き。【完】

始まりの日 /SIDE ひいろ(3)



ボストンバッグに当座の荷物を入れていると大さんが部屋に入ってきた


どうやら猛は帰ったようだ


また荷物は取りに来ると言うと


「買い物に行って買えばいい」と
紫苑は普通に言った



その辺はまた説得しようと部屋を出る時に


「これも持っていく」


と紫苑は、ニャンコ駅長さんと私のツーショットのパネルを持って部屋から出た



仕事で撮影した写真は一枚も持っていない


パパに天使と言って貰った瞳だけど、
やはり自分では好きになれなくて
でも唯一あるのはニャンコ駅長さんとのツーショット


私の顔はやはり目しか写っていない



傷のない瞳はこの写真のみになった

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