愛してくれたのは極道の男

春の雨 /新入社員

一息ついたところで


「結愛、新入社員の一ノ瀬 魁斗(いちのせ かいと)君だ。結愛の仕事を少しづつ教えてやってくれ」

「はい」


「一ノ瀬 魁斗です。宜しくお願いします」

「早瀬 結愛です。こちらこそ宜しくお願いします」


簡単な挨拶を済ませ一ノ瀬君は私の隣のデスクの椅子に腰掛けた


「結愛、で、どうなった?」

「なんとか見つけました。退社後取りに行ってきます。それから…私が山中さんに届けます」


「…おっさんに行かそうか?」

「…いえ…私が…」


「…結愛?」

「臣さん…珈琲飲んでもいい?」


「あぁ、結愛、倉庫行ってこい」

「うん、ありがとう…」



一ノ瀬君がいるのを忘れいつものように臣さんに話す私をきっと馴れ馴れしい奴だと思っただろうな

0
  • しおりをはさむ
  • 83
  • 1002
/ 390ページ
このページを編集する