愛してくれたのは極道の男

夏の嵐 /決意する側近


軽く調べたこの女には旦那がいる


旦那の借金の為に健気に働く結愛



全ては“きょうの為”


そう自分で言い聞かせ結愛を毎日店の終わり時刻に迎えに行きマンションまで送った


たった20分の“デート”


俺はきっとどうかしちまったんだな


まるで中坊だ



迎えに行った最初の日は、俺の数メートル後ろを歩いていた結愛


その距離が少しづつ近づくと同時に俺は結愛のことを、結愛は俺のことを知るようになった



…このまま攫っていけばどうなる?…



俺はきっと生きてはいられない


結愛は?


結愛はどうなる?


鏡司がまだ結愛に気持ちを伝えず、結愛もそれに答えた訳じゃない


だが…俺の使命は鏡司を護ること


鏡司の“色”を戻すこと

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