愛してくれたのは極道の男

秋の闇 /結愛の側近


橘 司(たちばな つかさ)


それが亡くなった若頭の名前


若の名前の“鏡司”は若頭が付けた


自分と合わせ鏡(対)になるようにと


いつでも一緒に向かい合わせで居られるようにと


こんな世界の親子


いつ離れるかもわからない


だが、名は一生共にする


その名が親子の意味のある名ならば、この世でもあの世でも一緒だと



若は若頭の宝だった



そんな若頭の不吉な言葉が現実になるとは誰も思っていなかった




若頭はまだ38歳だった

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