君が煌めくまで(完)

秋の風 /君へ捧ぐ





映るは 彩(いろ)もみじ

愛郷の みづうみ

うつそみを憂(うれ)ひ

やはらかに奥ゆかしく

流る





秋めく空の侘びづまい

溢(あふ)る山の薫り

季から季へ 刻むがごとく

たをやかに麗はしく

流る





誰もが持つ

決意といふ名の舟

信じる人の泪(なみだ)

信じることの勇氣

のべつ注ぐ

いのちの熱情





すべてを抱きて

光を浴びる

君の背(せな)が

光を撃つ





その波を とらへ漕げ

その次の波を とらへ漕げ

崩れなき 運命が

まことしやかに

煌(きら)めくまで




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