君が煌めくまで(完)

秋の風 /静寂(しじま)





つめたゐ雨の降る秋は



軽めにひとつ咳をして



果実酒色の口紅を



下唇にのせてみる



街のネヲンが雨粒に



かき消されぬやうまたたけば



葉裏夜風に舞ゐちつて



切なく愁(うれ)う恋心





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