君が煌めくまで(完)

秋の風 /夜露





俺なんて


なんにもしてねーし


いつも なんか


ありがとな






あぁ なんて


優しくて 温かい


声なんだろう


夜に濡れる


竜胆(りんどう)のような


美しいくちびるで


舞うように


ほほ笑む






花弁が開いて


露がポトリと落ちるまで


触れてしまっては


いけない






その心に


触れてしまっては


いけないような


美しさ




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