君が煌めくまで(完)

秋の風 /こぼれ萩





好きだよと


云ってくれるな萩の花


淋しさが


つのるじゃないか藤袴(ふじばかま)






北上の


川のほとりを往く雁の


我に似た


うしろ姿のうす情け






午後二時の


空に浮かんだ白い月


ともすれば


泣いてるように見えました






いたずらに


濡れて咲くのが恋ならば


長月は


影絵の中の女郎花(おみなえし)





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