最初に君に読んでほしい

作者黒川亜季

山あいの小さな町に暮らす、幼なじみの未玲と由貴子。未玲が文芸誌に載せるために書いた小説を、誰よりも先に、由貴子に読んでもらいたい。そんなお話です。

古萩 未玲(ふるはぎ みれい)


山々に囲まれた小さな町に暮らす、高校2年生の女の子。文芸部員で、小説を書くことが好き。



三穂 由貴子(みほ ゆきこ)


未玲の幼なじみ。未玲と同じ文芸部員。本を読むのが好きで、文芸部では部誌の編集を担当している。




未玲が書いた、一編の小説。

誰よりも先に読んでほしくて、由貴子に手渡した帰り道。

由貴子は、その物語を読んで、未玲に――。



「書くこと」「読むこと」「伝えること」

それぞれの心の動きを描きました。短編です。