誰にも触れないその手で、その指先で、私に触れて抱きしめて、私を愛して。女嫌いの彼は捨てられていた私を拾い上げた。……その先に待っているのは絶望?希望?






愛されていた





そう信じて、疑わなかった。





彼は


とある暴走族の総長






堕ちていく

落ちていく

オチテイク


貴方は罪深く、私を奪った。




愛され愛した先に見えた絶望は


私を飲み込んで溶かして、黒く染め上げた








「お前はここにいろ。」




百獣の王のような彼は




「失せろ。」




あの日、何故か私をその手で拾い上げた。














その先に待っているのが絶望でも


私はあなたに愛されていたい。



誰にも触れないその手で、


その指先で、私に触れて抱きしめて。













ハッピーエンドなんて


いらないから


この感情だけは


どうか許して…ーー…










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『黒兎と獣』同時進行の話です


お先に『黒兎と獣』を読む事をお勧めします






全て作者の作り話:批判中傷アドバイスさえ受け付けておりません








レビュー

ありがとうございます



まーたんさん

ひぃたんさん

まる子さん

SER WORLDさん

綾瀬さん