出会い系サイトの彼女。【完】

別人 /見知らぬ誰か

「指輪と判子で、サプライズって言ったら、なに思いつく?」



小林のレジ金確認を手伝いながら、俺は小林にそう聞いてみた。

軽く言ったつもりだったけれど、小林は

「なんすか、ゆうさん。むちゃくちゃ怖い顔して」

と、気味悪そうに顔をしかめた。



本来は今日も由香のシフトだったのに、現れたのは小林だった。

由香から、代わって欲しいと電話があったのだという。

女の子の頼みは断れないのか、小林は深夜だというのに店に来たのだった。

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