出会い系サイトの彼女。【完】

幸福 /ちいさな変調 

メールで始まる出会い、というのはお見合いに似ているのかもしれない。


写真を見て、相手を選んでいる時点で、もう好意があるってことが決まってる。

ましてメールだけの会話には、相手のいやな部分なんて全く見えない。

ただ妄想だけが広がっていく。


俺はすぐになつきに夢中になった。


「おはよ♪これから夜勤だよ――!」

「おはよ♪って言ってももう夕方(笑)夜道気をつけてね(*´∀`*)ノ♪」



はじめはメールで何度も往復していたけれど、もどかしくなって、ラインに切り替えた。


ライン――そのアプリを使えば、チャットみたいにすぐにメッセージの交換ができる。

なつきに教えてもらったんだ。


ラインIDを教えると、なつきはすぐに友達登録を申請してくれた。






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