出会い系サイトの彼女。【完】

一日 /恋人ごっこ

なつきは、怒らなかった。


曲が終わるまで、ただじっとソファに座ってテレビの画面を眺めていた。


歌が終わると、「じゃあ、次はなつきの番ね」


そう言って、少し前に流行った恋の歌を送信した。


『大好き』のフレーズが何度となく繰り返される。

そのたびに、胸がズキンズキンと痛んだ。









わたしにとってあなたは

かけがえのない王子様―――――





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