太陽の 3【完】

作者らい

「ちょ、ちょっと!!」思わず俯くあたしの耳元で「なに照れてんだよ?」面白そうに囁く悠馬さん。






黒いスカジャンに、あたしと同じダークブラウンの短髪

緩めのデニムに、黒くてゴツいナイキ


左耳にはフープピアスが1つ

首元にはシルバーのネックレス




目が合った瞬間、衝撃が走った

周りの音なんか入ってこないくらい、惹かれてた

時が止まるって、あのことを言うのかもしれない




誰よりも意志の強そうな目であたしを見つめるあなたに

身動きひとつできなかったのを覚えてる


目が離せなかった




あの日から毎日、あなたに恋してる