狂い咲き4【完結】

39

タケルの温もりが離れ、真美ちゃんに向き直り口を開く。


「真美……」

「何でこんな女庇うのよ!!この女さえ居なければ……っ。この女さえ居なければ私は……」



タケルが私を庇った事が逆鱗に触れたのだろう周りの目も気にせず叫ぶ様な声で言葉を続ける真美ちゃん。


だけど……

今はそんな事が気にならない。





気が付けば頬を伝う涙を止められない。



「何泣いてんの!!泣くなんて卑怯でしょ!!」


尚も私に手を伸ばす真美ちゃん。

だがその手は私には届かずにタケルに押さえられる。

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