天帝の姫 上 【完】修正中

Disclosure 露見 /都姫ポイント






【チャラララ~】



鳴り出したスマホ。





目を開ける事なく、布団から手だけをだして枕元を探る。




もう、土曜の朝だってのに誰よ。



なんて思いながら、見つけ出したスマホを布団の中に引きずり込んだ。





[雫]


と表示されたディスプレイを見て眠い目を擦ってから画面を押した。




「・・・はい。」


掠れた声が出る。



『気だるそうに電話にでないでよ。』


明るい声がして、



「だって、寝てたもん。」



寝起きで頭がまわらないのよ。




『まだ寝てたの?もう9時よ?』



「えぇ~まだ9時じゃん。」


不服そうに答える。




休みの日ぐらいはゆっくり寝かせて欲しい。






『何言ってるのよ。せっかくの休みに遅くまで寝てるなんてもったいないわ。それに、今日は凄く天気がいいわよ。』


雫みたいに、規則正しい生活してないし。



天気が良いからって早く起きたくな~い。





「はぁ・・・・。」


溜め息を吐いた私に、




『とにかく溜め息なんてついてないで、出掛ける用意をして。』



「・・・・・。」



やだよ、出掛けたくない。






『嫌そうな顔してないで布団から出なさいよね。』


まったく、と言われ辺りを見回した。





もしかしたら、隠しカメラとか仕込まれてたりする?




『カメラなんか仕掛けてないわよ。姫の行動なんて見なくても分かるわ。』



エスパー発言に拍手。




雫はやっぱり只者じゃないと思う。





そんな事をぼ~っと考えてるうちに告げられた、待ち合わせ場所と時間。





気がつけば手に持っていたスマホは通話を終了してた。





いかにも雫らしいと笑えた。





私は仕方なく布団を捲るとベッドから降りると部屋を出て、リビングを抜けバスルームに向かう。




薫の姿を見かけない所を見るとまだ寝てるらしい。








0
  • しおりをはさむ
  • 570
  • 7747
/ 419ページ
このページを編集する