天帝の姫 上 【完】修正中



今、目の前で怒ってる彼女はクラス委員の谷垣雫(タニガキシズク)。



ショートの黒髪、縁なし眼鏡、165㎝と高めの身長。


成績優秀、容姿端麗この二つの熟語は彼女の為にあると思う。



女の私から見ても綺麗な彼女は小学校からの親友である。







時にはこうやって叱り、励ましてくれる雫が私は大好き。



ま、たまに口煩いな、なんて思うときもあるけどねぇ。






それでも掛け替えのない親友。


















「その辺にしたら?しぃちゃん。」



そう言って割り込んできたのは、ばっちりギャルメイクの夏帆。





如月夏帆(キサラギカホ)もう一人の私の親友。



夏帆も小学校からの付き合い。



茶髪でお姫様カールの彼女は赤いルージュが良く似合う。


可愛くて守ってあげたくなるようなタイプ。


小さめの身長が過保護欲を増殖させる。


確か、152㎝とか言ってたような気がする。



ギャルで行動派の夏帆は、男女問わず交友関係が広い。



そのおかげで、少し厄介ごとに巻き込まれる事もしばし。




その影響を、私も雫も少なからず受けた被害者である。





「口を挟まないで、夏帆。」


眼鏡をクイッと押し上げて夏帆を見る雫。




「だってぇ・・・姫ちゃん、聞いてなさそうだよ?」


との声に、ギクッとなって顔を逸らす。




確かに、眠気の抜けない頭で雫の話を右から左に流してた。





もう・・・夏帆ったら、余計な事を!







「へぇ~聞いてなかったの?」



チラッと見た雫の目が光ったそうな気がした。



ひぃぃ~怒ってる。




「あ・・・いや、うん、聞いてたかな?」


慌てて反論したのに、




「疑問系ってなんなのよ!」


とさらに怒られた。






「はい・・・すいません。」



ここは大人しく謝っておこう。






「もう・・・ホント、留年しても知らないからね?」



諦めたように溜息を吐く雫。




「は~い、気を付けます。」


ヘラッと笑って敬礼すれば、




「姫ちゃん可愛い。」



横から夏帆が抱きついてきた。




イヤイヤ・・・可愛いのはあんたでしょう?






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