天帝の姫 上 【完】修正中

Confusion 混乱 /都姫ポイント








学校近くのコンビニで降ろして貰って、いつも通り学校に向かう。




事も無げに歩く私の視界には、今日から始まる越前高校との交流会に、不安で顔を強張らせる生徒や逆に期待に胸踊らせる生徒が映る。




本当に両極端で、見てるとなんか面白い。





私は別になんとも思わないから、気をせく様な事もないし。



まぁ、煌哉達には釘を刺されたから、皇帝なる人物には気を付けるつもりではいる。





でも、避けようのない接触があった時は諦めよう。




なるようにしかならないのだから。





ほら、ケセラセラ~なるようになる~。






何時もより自棄に視線を感じるな?と思いつつも校門をくぐる。




学校での興味本意に向けられる視線なんて、大したことはない。





視線なんて我れ関せずのまま昇降口に入ると、自分の下駄箱から上靴を出して履き替えた。





遠巻きにコソコソと話ながら、チラチラ見てくる生徒を一瞥すれば、複雑そうな表情を浮かべられた。




はて?



なにか、可笑しな事はあるんだろうか?






小首を傾げて考える。





そして、目の前の違和感に気付く。






あっ!眼鏡。




そして、何となく髪を触って何時もよりや短い毛先に気付く。




ウィッグ・・・・・。





皆が複雑そうに見てる理由が分かる。





私、変装してるじゃん。





そりゃ、困惑するよね?





私の靴箱から、容姿の違う女が靴を出して履き替えてたらびっくりするのも無理はない。





けどさぁ・・・上靴ここにしかないし。




仕方ないよね?





もう一度視線を先を一瞥してから、下駄箱前を後にした。








そして、私の居なくなった下駄箱前では、



「えっ?誰?」

「あそこって、堀北さんじゃなかったっけ?」

「あんな子居た?」



なんて、囁かれていたのだった。














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