天帝の姫 上 【完】修正中

Confusion 混乱 /颯真ポイント







学校のいつもの溜まり場。




専用のソファーに寝転んで目を瞑ってた。





「大変だ大変だ!」

なんて言いながら、銀髪を揺らしてドアを押し開けて入ってきたのは広夢。





「んだよ?うるせぇな?」


顔に乗せてあった雑誌を軽く浮かせて声のした方を見る。





「面白い情報が舞い込んできた。」


ワクワクした様なその声に、



「・・・チッ。」


不機嫌に舌打ちすれば、




「まぁまぁ、そんな不機嫌になんなよ?絶対に颯真が喜ぶ話だってぇの?」



何をもったいぶってんだ?



「・・・・・・。」



殺気を含んだ視線を向ける。




「市川西高校と交流会なんだよ。」


交流会ってなんだよ?




面倒くせぇ事じゃねぇだろうな?







「市川西高校っていや、【冷血の姫】が居るだろ?交流会でお近づきになれるチャンスだ。」


駄目だ、こいつ、完全に浮かれてやがる。





面倒くせぇな?






そういや広夢は、巷で有名な【冷血の姫】に会いたがってたな?





俺はまんまり興味ねぇけどな。




女なんて放っておいても寄ってく
のに、わざわざ愛想のねぇ女を相手する意味が分からねぇ。




まぁ、顔がタイプで無茶苦茶良い女だっつ~なら、顔ぐらい見てやってもいいけどな?








「広夢騒がしいですよ?」


開けっぱなしのドアが入ってきたのは、広夢と同じ顔をした金髪の拓夢。





「だってよ、ワクワクすんじゃん。」


広夢はオモチャを見つけたガキみたいで。





「参加するかどうかはまだ決まってないですよ?参加しても【冷血の姫】と会えるかどうかなんて分かりませんしね?」


冷めた表情を広夢に向ける。




顔がそっくりの双子でも性格は真逆な二人。
















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