天帝の姫 上 【完】修正中

Confusion 混乱 /都姫ポイント






午後の授業も終わり、学校近くのコンビニを目指して歩く。




もちろん、変装はしていない。




あんな暑苦しいウイッグなんて長時間被ってらんない。





明日からは放課後の一時間程度だけだとしても、すでに嫌気が差してる。






それもこれも、交流会なんて考えた教育委員会のせいだ。





いざって時には役にたたないくせに、ほんと余計な事をしてくれたわ。





「はぁ・・・。」


漏れでるのは溜め息。





「姫ちゃん疲れてるね?」


夏帆が隣から顔を覗き込んでくる。




「当たり前でしょ?有明達と一緒にいる時点で一番気を使うのは姫なんだからね?」


私の代わりに答えたのは雫。




心の内を分かってくれてありがとう。




本当に有明颯真の相手は、凄く疲れた。





「そっか・・・だよね?ごめんね、姫ちゃん。」


眉を下げた夏帆に、



「いいわよ。第一夏帆が謝る事じゃないでしょ?」


とにっこり笑う。





有明颯真達と同じ班になったのは誰のせいでもないんだしね?






「明日からはもっとフォローするようにするわ。だから、姫も皇帝には気を付けてね?あいつ、只者じゃないわ。」


そう言った雫の眼鏡の奥がキラリと光った。





「ええ、そのつもり。あいつはどうも苦手だし。」


雫の顔を見て頷く。




有明颯真・・・・いくら良い男でも、関わりたくないと思う。




煌哉の時とは違う予感が働く。





関わっちゃいけないと。




私の中の何かが警告する。







0
  • しおりをはさむ
  • 562
  • 7666
/ 419ページ
このページを編集する