天帝の姫 上 【完】修正中

Reunion 再会 /煌哉ポイント






都姫を公園前で降ろして車はCLUBへと向かう。






俺は腕組みをしたまま後部座席で目を瞑っていた。





「煌哉、帰しちゃって良かったのか?」


恭弥が煙草をふかしながら振り向いた。




「ああ。」



連絡先を聞いてあるんだから、いつだって連絡は取れる。



初っぱなからがっついて引かれちゃ困る。






「姫、可愛いよね。あのツンデレ具合がいい。」



ニヤけやがってうぜぇ。





「・・・あれは俺の獲物だ。」


低い声で牽制する。



恭弥にまで参戦されちゃ面倒だ。





「さぁね?どうしよう。姫みたいな子は滅多にお目にかかれないしね?」


意地悪そうに歪む口元。




「チッ・・・。」



目を開けて恭弥を睨み付ける。



俺が見つけたんだ。





手出しなんてさせねぇ。






「へぇ~煌哉のそんな顔久々に見たかも。」



そう言って白い煙を吐き出した恭弥。




どう見ても楽しんでやがる。






「ゲームは始まってんだ。途中参加は認めねぇ。」



くだらねぇ日々の中見つけたゲーム。



誰にも邪魔させねぇ。






「なぁなぁ、どうして都姫ちゃんが姫なんだ?」


運転席から誓がどうでも良いことを口にする。



「ああ、それは姫って漢字が名前に使われてるからね。それに彼女は【冷血の姫】だ。」


微笑みを浮かべた恭弥がそう教える。





「へぇ~【冷血の姫】か。彼女の瞳にぴったりのネーミングだな?」



胸ポケットから煙草を取り出して咥える誓。




誓の言う通り都姫の瞳は冷たく深い。





抱えてる闇がデカいのか?



抱えきれていないのか?




どちらにしても、俺達と同じでに囚われてる。





だからなのか、引き寄せられるんだ。






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