天帝の姫 上 【完】修正中

Change 変化 /都姫ポイント







自分の意思とは反対に日常は変化し始める。





私はまだその事にきづいていない。








いつもの様に過ごした授業。




いつもの放課後が訪れると思ってた。








それは女の子の黄色い悲鳴から始まった。



「「「キャー!」」」


耳を劈く様に響き渡る。






鞄に教科書を仕舞いながら眉を寄せる。





ったく、煩いっての。






「なんだろうね?」


女の子達が慌てて駆け寄る窓際に視線を向けた夏帆。





「さあね?興味ないけど。煩いのは困る。」


苦々しげに顔を歪めてそう言い放つ。








「確かに耳が痛いよねぇ。」


夏帆は両手を耳に当てるジェスチャーをして見せる。




「うん。他人の迷惑考えればいいのにね。」


詰め終わった鞄を閉じると、窓際に目を向けた。









「二人共、大変よ。」


パタパタと足を音を響かせながら、教室に駆け込んで来たのは雫。




担任に頼まれて課題のノートを集めて職員室に運びに行ってたのだ。





普段では見られない、少し焦った顔の雫。






こんな顔もするんだねえ。


なんて呑気に考えてた。






「しぃちゃん、落ち着いてよ。何が大変なの?」


そういいながらも、トラブル好きな夏帆は目を輝かせてる。






「そ、それがね?」


「うん。」


雫がカミカミじゃん、珍しい。




二人の会話を何となく聞いてた。





まあ、どうせ私には大して関係ない事だし。



余裕で高をくくってた。







自分が渦中の人物だったと気付くまで、後少し。








「天帝が、校門に居るみたいなのよ。」



良く分からないキーワードが雫の口から出る。




「はっ?どうして天帝様が!」


口をあんぐりと開けて驚く夏帆。




へ~そんな驚く事態なんだね?





「まったく話について来れてないみたいだけど?この間の話、まさか忘れてないわよね?」



むちゃくちゃ睨まれた。




雫さん、怖いてす。





しかも、そのまさか!なので、言い訳も出来ません。









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