ヒヤシンス 【 完 】

四 /真実の愛




私の隣に眠っている愛しい人 。

その彼の頰に触れる。

「黙って行ってごめんなさい 」

言えなかった言葉を呟く 。

私がアメリカに留学して帰国してから、
早2週間 。

ずーっと海歟さんといる。

でも、あのお屋敷じゃなくて

タワーマンションの最上階の部屋 。
いつの間に借りたんだろう … 。

家具とかもちゃんと揃っていた 。

ベッドから出て 、
冷蔵庫の中のミネラルウォーターを飲む 。



「千歳 ? 、」

ベッドルームから海歟さんの声 。

起こしちゃったかな?

ベッドルームから焦った表情で
出てきた海歟さん 。

「おはよう 、どうしました?」

私を抱きしめて、
ハァとため息を吐いた 。

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