ヒヤシンス 【 完 】

四 /誤解 ( 海歟side )





「 あ?千歳が帰ってない?」

仕事から帰ってきてから組員の言葉に、

思わず眉を寄せる 。

組員は、慌てたように説明を始める 。

だが、そんな説明は入ってこない 。

帰ってこない ??

今は夜中の2時だ 。

ありえない 、

不安な気持ちが胸をいっぱいにする。

「朔弥、車貸せ 、」

「は、?若が運転なさるんですか?
危ないのでお辞めください!」

「大丈夫だ、」

「しかし、、っ 、
他の組のやつらに狙われる恐れが、」

「そんな暇じゃねぇ!!!
千歳がいないんだ!!」

思わず出た怒声に周りはシンと静まる。

「…わかりました、」

朔弥が差し出した鍵を奪い取り、
車を発車させる。

こんな時に他の組からの銃撃なんか
気にしてられねぇ、

千歳を探し出すしない 。


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