ヒヤシンス 【 完 】

番外編① /日課 ( 海歟side )





ー 頭痛がする 、







野菜を刻むリズミカルな音 。

キッチンで鼻歌を歌いながら動く人影 。

点けているテレビなど、
もはや、頭に入っていない 。

堪らず 、ソファから立ち上がり 、
キッチンへと歩き始める 。

最近、茶髪のボブにした髪が、
動く度に、フワフワと揺れている 。

愛しい存在であり、
妻である、千歳を後ろから抱きしめた 。


ビクっと反応する千歳 。

「わっ!海歟さん ! 危ないですよ ??」

控えめな声に 、柔らかなソプラノのような声 。

あぁ、堪らなく愛しい 。

千歳の髪に顔を埋めると、
俺と同じ匂いが鼻をくすぐる 。


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