狂愛【完結】

情報屋【烏の子】 /頂点の男たち


「「お疲れさまです!!」」


学食の入り口でちょうどやってきた氷上君と佐竹君に出会った。


「・・・ああ。」「こんにちは。」


私と蓮が答えて、咲さんは黙ってお辞儀をする。


弘人にいたっては学食前の見物人を物色中でそれどころじゃない様子。


「・・・お弁当、少し多めに作ってきたんだけど、3人前くらいしかないから。いくつか頼んでみんなで摘む?」


学食のドアを開けてくれた氷上君に少し頭を下げてみんなに聞いていると・・・



シーーーン・・・



一瞬学食の中が静まりかえったのを訝しんで顔を上げると、突き刺さる視線。



「・・・しまった。」



そう言って私の眉間に皺が寄った途端、



ザワッ・・・・・ザワザワ・・・・



一緒にいるメンツを忘れていた・・・


隣で戸惑う咲さんに苦笑いを向ける。


「・・・この人たちと一緒にいたら、よくある現象だから。
もうなれるしか解決策はないよ?」


「そ、そうですか?頑張ります?」


「ふふっ、なんで疑問系?」


「・・・頑張ってどうにかなるか分かんないからです。」


自信なさげな咲さんと、蓮の後ろをついていくと、運良く全員が座れそうな席が見えた。



「・・・此処でいいか?」


「ん。大丈夫。これお弁当ね?私、食券買ってくる。」


「俺も行く。」


弘人が置いた重箱を机の上に置いて、私が食券売場へ行こうとすると、蓮が一緒に付いてきた。



弘人は当たり前の様に私の後ろに付いてくる。


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